自由と生存のメーデー

今日はいい天気だったなぁ。


知り合いが2人、DJするというので、
大久保から靖国通りを歌舞伎町へと進んだ、
サウンド・デモ『自由と生存のメーデー』に、
僕も参加して来たよ。楽しかった



自由と生存のメーデー07──プレカリアートの反攻


──生きることはよい。生存を貶めるな!
──低賃金・長時間労働を撤廃しろ。まともに暮らせる賃金と保障を!
──社会的排除と選別を許すな。やられたままで黙ってはいないぞ!
──殺すことはない。戦争の廃絶を!
──メーデーを抗議と連帯と反攻の日に!


http://mayday2007.nobody.jp/


最前列にいたのでよくわからないのだけど、
参加者数は200人以上はいたんじゃないかな。
もっとかも。
追記:ニュースサイトによると、
参加者数は420人くらいだって。すごいな。


デモコースは大久保から新宿だったのだけど、
新宿で働いてるので、いつも見てる景色が、
なんだか違うものに思えたりして、面白かったなぁ。





シャボン玉が青い空に飛んでいくのが、
とても綺麗だった。









最初はテクノとかかかっていたのだけど、
DJが変わって、
高田渡の『あきらめ節(ライブヴァージョン)』や、
『およげたいやきくん』なんかがかかって、
空も青く晴れているなかで、そういう曲を聴けて、
最高に気持ちよかった。





地主金持は我儘者で、役人なんぞは威張る者。
   こんな浮世へ生れて来たが、我身の不運とあきらめる。

お前この世に何しに来たか、税や利息を払うため。
   こんな浮世へ生れて来たが、我身の不運とあきらめる。

苦しかろうが又辛かろうが、義務は尽くさにゃならぬもの。
   権利なんぞを欲しがる事は、出来ぬ者だとあきらめる。

たとえ姑が鬼でも蛇でも、嫁は柔順(すなお)にせにゃならぬ。
   どうせ懲役するよなものと、何も言わずにあきらめる。

借りたお金は催促されて、貸したお金は取れぬもの。
   どうせ浮世は斯様(こう)したものと、私ゃ何時でもあきらめる。

米は南京、お菜(かず)はひじき、牛や馬ではあるまいし。
   朝から晩までこき使われて、死ぬより増しだとあきらめる。

どうせ此の世は弱い者いじめ。貧乏泣かせだ是非もない。
   こんな浮世へ生れて来たが、我身の不運とあきらめる。

汗を絞られ油を取られ、血を吸い取られた其の上に、
   投(ほう)り出されてふみつけられて、これも不運とあきらめる。

長い者には巻れて了(しま)え。泣く子と地頭にゃ勝たれない。
   貧乏は不運で病気は不孝、時よ時節とあきらめる。

あきらめなされよ、あきらめなされ、あきらめなさるるが無事である。
   私ゃ自由の動物だから、あきらめられぬとあきらめる。


高田渡『あきらめ節』


なのだけど、この後はっぴいえんどの『台風』とかかかったり、
ちゃんとしたところに立ってDJするなぁ(=∞君)と思いました。






うしろの方はどうやら音楽が届いてなかったらしくて、
部分的にヘビーなデモになっていたと、後で聞いた。
といっても、笑えるような仕掛けはあったらしいんだけど。
前のほうが敷居が低かったんじゃないかな。
もちろん僕はずっとスピーカーの前にいた。



デモの後は、区民センターの食堂(?)で、
抵抗食の会(仮)のみんな(顔見知りになったよ)
が作ってくれた、グリーンカレー(写真参照)をご馳走になる。
具は全部野菜なんだけど、とにかくおいしい〜と思った。

たて、うえたるものよ!たたかいはこれから!
食べることは自由と生存の実践だ!
腹が減ってたらおいでよ!
仲間が手作りの食べ物を用意して待ってるから!
なんなら一緒に作ろう!
3階 調理工作室(大久保区民センター内)
ランチ / 13時から14時30分まで
ディナー / 16時30分から20時30分まで
おやつもあるよー!
http://teikoshoku.exblog.jp/



でまぁ、おにぎりを食べたり、紅茶を飲んだりした後、
食堂のベランダに出て、暮れていく空を見ながら、
長野に住んでるダメーデーの実行委員だって人と、
興味深い話をいろいろ話したり出来て、良かった。



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ところで先週、youtubeRihannaの新曲を見てから、
メロディーとかが頭から離れなくなってしまったのだけど、



Rihanna 『Umbrella』


このトラックのうしろで鳴ってるアナログシンセっぽい音を聴いて、
こういうの好きだな〜サンプリングしてるとしたら80年代のなんかなんだろうな〜
なんだっけ?とか思っていたら、ふと頭をよぎったのはYMOのコレでした。



YMO 『Light in Darkness (Live)』


いや、もちろん元ネタがこれとはまったく思わないけど
(完全にオリジナルかもしれないし。サンプリングしてるとしたら
何なのか、知ってる人いたら教えてください)。


サンプリングで作られたポップスって好きなのが多いんだけど、
ある意味無機質な、なんかアートっぽい感じ
(なんて言うのか知らんけど)を持ったオリジナルに
こういう風にポップスが乗せてくる“何か”がとても好きだなぁと思う。


その何かってのは多分、生の感情とか、そういったものだと思うんだけど、
よくわからない。もとはといえば僕の原点て、
ポップス好きから始まっていたんだなぁと思う。