オールニートニッポン

雨宮処凛オールニートニッポン
公開生放送を観に、posseのメンバーと渋谷まで行ってきた。


▼現代の若者を取り巻く社会環境を、森達也雨宮処凛らが鋭くえぐる
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     〜2月23日「雨宮処凛オールニートニッポン」公開生放送〜
             パーソナリティ:雨宮処凛(作家)
    ゲスト:森達也(映画監督)、梶屋大輔(フリーター全般労働組合)、
      松本哉(貧乏人大反乱集団・高円寺ニート組合・素人の乱
            http://www.kotolier.org/ann

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        主催:オールニートニッポン事務局



意外というか、森達也がちょっとしたスパイス
(対抗軸)みたいになってて面白かった。


宣伝文句に、
▼現代の若者を取り巻く社会環境を、
森達也雨宮処凛らが鋭くえぐる


とあるけど、僕の感想として、
森さんはあんまりえぐってはいなかった。
意見していいならしたい部分もあった。


一番えぐってたのは松本さんかなぁ。
話も一番面白かった。笑ってしまった。
それは大事なことだと思う。


討論の中で誰かが(松本さんかなぁ。忘れた)、
『フリーターやニートみたいな人はあまり連携したがらない』
というようなことを言ってる場面があった。


僕もそんな風に思っていた。
それはさほど不思議なことでもないと思う。



今、フリーターやニートが団結して何かやれば、
それは物騒なことにもなりかねないし、
そうなったら楽しいんだけど、
何故そうならないのかとか、考えると、
それはそういう行為が、かなり胡散臭い(ものに思える)
からというのもあるんじゃないかな、と思う。


フリーターの中にはもちろん就職できなくて、
止むを得ずそうなってしまったという人もいれば、
なかには自らの意思でフリーターになった人だっている。


(ここからは僕の経験も踏まえた仮定の話)


自らの意志で
『正社員からドロップアウト』する人の一部は、
『会社』とか『社会』に対して
なにやら嫌悪感めいたものを持っている。


『会社』って『学校』の延長みたいな部分が
少なからずあると思う。


村作って固まって、誰かの悪口言ったり、
会社終わってからもメイン(らしき場所)から
外れたくない一心で、行きたくもない飲み会に行ったり、
顔も見たくない人間と一緒に食事に行ったりする。


それが仕事(のうち)ってことなんだろうけど、
なんでそんな不条理な輪の中に入って
磨り減っていく必要があるのかとも思う。


フリーターやニート同士が横でつながらない原因って、
一旦そういうつまずきを(多くは学校なんかで)
経験したからというのもあるんじゃないかな。


組織というものに対する嫌悪感とか絶望感が、
まず前提にあって、フリーター同士でつながっても、
結局は学校とか会社と同じ、
『村』的な組織になっていくんじゃないか、とか、
そういう不安や不信があるからなんじゃないかと、
そんなことをぼんやり考えていた。